20180713-14 瑞牆合宿(1)
これから、備忘録的に岩登りの記録(と、それ以外のことも少し)をつけていこうと思う。
まずは先日の三連休の瑞牆合宿のことをば。
7/13(金)-14(土) 瑞牆合宿1日目
13(金)
退勤後19:30にT中さんF田さんと合流。Aゆみさんにピックアップしてもらい、江坂でS木さんを拾って瑞牆へGO。相変わらずT中さんちのデリカは荷物がいっぱい乗るなあ。
2時過ぎにみずがき山自然公園到着。キャンプ場でひっそりと乾杯してから就寝。3:30くらいだったかな。テントは出さずにハンモックで。涼しくて半袖にクリマエアを被っただけでぐっすり寝れた。
8時前。のそのそと起きだす。みんなで軽くご飯を食べてから(モリは何も食べななかった。わかってはいるのだけど食欲がわかない。先日の健康診断で85-51の低血圧を叩き出したばかりだというのに)カサメリへ車で移動。
10時前。2年ぶりくらいのモツランド。あの頃は10C?のミルクミルクがてんで登れなかった記憶がある。
ミルクミルクを登りたいところではあるけれど、今回の合宿の目的は新調したドラゴンカムを使うこと。すなわちトラッドをすること。
というわけで、S木さんにレーザーズエッジの左横のモツクラック5.8にトップロープをかけてもらい、ロープ2本体制でカムセットをしながら登る。
若干濡れてたが無事RP。なんとなくではあるがハンドや足ジャムを使えた。
そのあとはレーザーズエッジのエクステンションのオリーブ11cを登る。オリーブパートで無念のテンション。手がパンパン。
S木さんは右横の11aのルーフクラックをOSしてた。がーさすである。
午後はT中夫妻、S木さんと別れてF田さんと出合岩の出合岩クラック5.10bを登りに行く。
見つけるのに少し手こずったが無事到着。なんだか草が生えてるし濡れててあんまり触られてないんだろうなあといった感じ。
F田さんに登ってもらう。なんだか序盤から悪そうな感じだ。中盤からはほぼエイドになっていた。プロテクションも相当悪いらしく、見ていてヒヤヒヤする。終了点より2mほど前でF田さんギブ。横の立ち木にトラバースして降りる。
カムは残ったままになっていたのでリードで登らせてもらう。わるい・・・濡れてるし。テンションをいれる。序盤のパートはレイバック必須なきがするんだけど気のせいか?むちゃくちゃ怖い。とかいってたら目の前のプロテクションが吹っ飛ぶ。2つ目も吹っ飛ぶ。最後の1つでなんとか止まる。
・・・死ぬかと思った。10dlくらいちびった。
最後のカムが止まってなかったら?考えたくもない。
心が折れかけたけどエイドを交えながら少しずつ登る。終了点間際でレイバックの体勢に入る。途端、両手で持ってたホールドがべりっと剥がれる。前腕2本分くらいの大きさ。
「ラッック!」
モリの人生で恐らく一番本気のラクを叫ぶ。岩はF田さんの右横2mくらいのところにボゴッと鈍い音を立てて落ちる。
これで完全に心が折れた。もう登りたくない。久しぶりにそう思った。
立ち木にエスケープしてからぐるっと回り込んで終了点へ。(このぐるっと回り込むってのも一筋縄ではなかった)立ち木にロープを回してロワーダウン。回収。
瑞牆本には「多少汚れているが快適なクラック…」みたいなことが書かれていたが、F田さんと二人で、絶対にこれを書いた人はこのルートを登っていないな、などとグチグチ言いながらこの日のクライミングを終了した。
汚いクラックで手がボロボロ
18時過ぎ、カサメリ駐車場でT中夫妻、S木さんと合流。二人はカサメリ有名課題のトップガンをトライしたけどダメだったみたい。
ランジ2発ドッカーンな課題と聞いているので、モリはいつかのオンサイトを夢見てとっておこうと思う。
キャンプ場がクライマーやファミリー客で激混みだったので、北杜市にあるモリ実家にお邪魔することに。
BBQの準備をして待っているとのことだったので(ほんとにありがたい)ひとっ風呂浴びてから、酒だけ買って向かう。
瑞牆からはオール下道で50分くらい。なんて素晴らしいベースキャンプなんだ。
20:30頃に実家着。庭で肉をつっつきながらお節介が大好きな父が、みんなに色々な自慢話を聞かせているのを、疲れてぼーっとした頭でなんとなく眺めている。
職場の先輩方に自分の父が嬉々として自慢話しを聞かせている絵は、結構しんどい。けどまあこうやってたまには若い人らと会話ができれば、痴呆の予防にもなっていいんではないか。そう思うことにしよう。
部屋に五人ぶんの布団まで出してもらっちゃって、感謝感激雨あられってな具合で就寝。23時ごろ。北杜市はエアコンなしでも涼しい。