20181027 恵那「二人のセッション」
10/27(土)
S藤と二人で恵那。雨予報だったが、先々週も雨で恵那に振られていたので、雨でも行こうと決意。
何より、東京に転勤してしまうS藤とは、しばらく一緒にクライミングができなくなるので、何としても今日は恵那にいきたかった。
しかし、実は前日の金曜日にもりは体調不良で有給を使って一日中寝込んでいて、恵那にいけるかどうかの瀬戸際だったが、栄養剤てんこ盛りでなんとか復活した。
11時前に恵那到着。普通に雨。駐車場には僕ら以外にほぼ車なし。
S藤が触りたいと言っていた坂の上の雲の岩まで行くと、上部は濡れているものの、中盤まではパリパリ。神はいた。ということでトライ開始。
中盤のサイドカチ取りのムーブ探りに時間がかかったが、無事解決。
ハイボールで見た目よし、内容もよし。この課題かっこいい。
確信の上部左カチへのデッドは、やはりS藤も俺もムーブが違う。S藤と登るといつもこう。
S藤ともりのクライミングスタイルは結構違うから、いつも、同じ正解にたどり着くにもそこまでのシーケンスが全く異なってたりする。
そのおかげでムーブの取捨選択ができたり、なるほどそんな登り方ができるのかとお互いハッとさせられたり、本当にナイスなセッションをしてきたと思う。
核心をペシペシし始めたあたりで天気も回復し始める。テンションも上がり、二人とも吠えながら限界トライをすることができたが、結局登ることができずタイムアップとなってしまった。
もりに至ってはヒートアップしすぎてマット外に吹っ飛んでいき、岩の上にケツから落っこちた。
危うく事故になるところだったが、そこは丈夫に産んでくれた親に感謝。稲妻状のアザができて、その後二週間ほど椅子に座るだけで苦しむだけで済んだ。
帰りの車内は、いつもは運転する俺を御構い無しに爆睡するS藤が珍しくずっと起きていた。別れを惜しんでいるのか、微笑ましい。
次の日にホームジムでのコンペが控えているS藤を自宅に送り届け、言葉すくなに熱い握手だけして解散。
最近、長年付き合っていた彼女さんへのプロポーズを成功させたらしく、そっちの方もうまくいくといい。
東京でもお元気で。
次のセッションを心待ちにしていよう。
20181019-21 鳳来「時は来た」
10/19(金)
退勤後、T中さんに会社に迎えに来てもらい出発。
前回と一緒の三人。
多賀で風呂って、いつもの場所に12:00過ぎに到着。
ベストポジションはうるさいキャンパーに占領されてたので、駐車場で就寝。
今日もテントなし野宿スタイル。気温も湿度も9月末に来た時よりずっと低くて過ごしやすい。
10/20(土)
5:30起床
ベスポジを取れなかったので寝袋は結露で濡れてしまったものの、前回と比べて蚊もいなく、快適に寝れた。
空気はかなり冷たく1番寝袋にしといてよかった。
コンビニで買い出しを済ませて6:20頃駐車場着。
A古さん発見。膝を大怪我してからリハビリをしていたらしく、久しぶりの再会。
鬼石までのアプローチはまだ大変らしく、今はガンコに通っているらしい。元気そうでよかった。
アプローチをこなして岩場到着。寒い。これは期待大。
入門でアップ。岩がパリパルイ!!痛いくらい!!!!
これですよこれ。前回入門アップですらしんどかったのはやはりコンディションのせいだったんだ。いろんな言い訳を探してしまったけど。
結局この日はジェットに3便出したが、コンディションがいい割には・・・といったトライしかできなかった。
他の二人は感触は悪くないみたいで、意気揚々と下山。
時間節約のためにとうえい温泉の食堂でカルビ丼を食べたけど、少なすぎて物足りなかった。
この日はベスポジが空いていたので確保。20:30に就寝。ハンモックで寝てみたけど、なかなかに快適だった。
10/21(日)
おんなじような時間に起きておんなじような時間に現着。
昨日と違ってたっぷり寝たから体も軽い。
ジェット三便。最終トライはとうとうワンテンまで追い込めた。
常連のH塚さんに「クライミングは気合い!」と言われ、声を出して登ったら、最高高度を稼げた。
ジェットシューター、内容は文句なしの3つ星ルートだと思うけど、バラクーダを登った時みたいな熱いものを自分の中に感じていなかった。
バラクーダの時は、登れずに帰って次の週末まで頭の中がバラクーダ一色。仕事をしていても常に悶々としているそんな感じだった。
ジェットシューターにはなぜそんな気持ちになれないんだろうと思っていたが、単純に僕がこのルートに誠実に向き合っていなかっただけなのかもしれない。
気合を振り絞るように登ったら、俄然このルートが楽しくなってきた。
熱く、ひたむきに登ろう。何よりそうでなくっちゃ、楽しくない。
次は二週間後。絶対落としたい。
下山して帰阪。
20181014 フクベ「お別れの準備」
10/14(日)
毎度お馴染みニコニコレンタカーで車を借りてS藤と二人でフクベへGO。
実はS藤、転勤でもうじき東京に帰ってしまうのだ。
1年半前、偶然にも同じタイミングで関西に来ることになり、以来毎月のように一緒に登ってきた。
というより、S藤にクライミングの世界に引き込まれてから、ずっと一緒に登ってきた。
そんな相棒が、今生の別れではないとはいえ、離れたところに行ってしまうのはやはり寂しい。
というわけで今日は、送別ボルダリング1回目なのだ。
車中は相変わらず、アホな内容の話が盛り上がる。
こんな風にアホな話ができて、学生のノリで接することができるのは、大阪にはS藤だけしかいない。
寂しくなるなあ。
記帳所で記帳を済ませ、いざエリアへ。S藤の宿題である下流エリアの夏の日を触りに行く。
アップで触った吠える上腕二頭筋1級にどハマりする(実は二級の燃える上腕二頭筋だと思ってたら違ったらしい)
初手のドッカーンムーブが止まらん。S藤はやはりこの手の課題はお手の物と見えて三撃くらいで回収。ガーサス。
結局、10回以上は撃っただろうか。なんとか回収して夏の日に合流する頃には息も絶え絶え。すぐに場所変えとなった。
上流エリアへ行こうかと思ったが、先日の豪雨災害で道がボコボコ。
レンタカーでこれはあかんとなり、新下流エリア?へ。
ここで触ったカワゴイ1級がとても楽しかった。垂壁バランシー系。結局落とせなかったけど。
こういう課題だとS藤より俺の方が得意で、サクサクとバラしが進む。
実力は同じくらいだけどクライミングスタイルは違う。本当に高め合うには良い相棒だ。
大鯰はわけわかんなかった。また触ることあるんかな。
4時前には撤退して奈良にS藤を送り届ける。
奈良でS藤お勧めの定食屋さんに。完全予約制(店主がヘルニアで)だとかで、S藤が前もって予約してくれていた。
うまい。うますぎる。
こだわりとか、食べる人への愛情とかなんかいろんなものを感じた。漬物一つとっても隙のないうまさだった。
最近ラーメンとか雑なものばかり食べていたから、久しぶりの食に対して抱く感動だった。
帰阪。
月末にS藤とはもう一度会う予定。それが最後。
20181005-08 「仲間・懐古・みぞれ」
10/5(金)
夜にS木さんK峯さんと江坂で待ち合わせてS木さんのちょっと年季の入りすぎたエクストレイルで瑞牆に向け出発。
と言っても瑞牆に行くのは僕以外の二人で、僕は北杜市の実家で降ろしてもらう予定である。
二人は手当たり次第にトラッドルートを触りまくるそうな。いいなー。僕はパートナー難民につき実家でグダグダして気が向いたらボルダーでもする予定。
深夜に実家に送り届けてもらい就寝。
10/6(土)
起きたら目の前にみぞれが。
ああ幸せ。幸せすぎる。
午後に妹と松本にお出かけ。
妹がカラオケしてる間にエッジアンドソファ松本店でボルってた。
いいジムだった。物販がめちゃ凄かった。ホールドがたくさん売ってたけど誰が買うんだ?
こっちの人はみんな家にプライベートジムでもあるんだろうか。いいなあプライベートジム。
ジムったあとは妹と松本を適当に散策して帰宅。
松本城は綺麗だけど、お堀の水が汚かった。
10/7(日)
バッタ捕ったり母さんの膝の上で寝たりマイペースなみぞれ氏。
今日は父の旧友たちが集まってワイワイお食事会&新居お披露目をするらしい。
昼過ぎからちょっとずつ人が集まり始める。
僕も子供の頃から知っている懐かしい顔ぶれである。
晩飯には父の自慢の手料理や妹の手作りケーキが振舞われた。
みんな、「もう聞いたよ」っていう感じの子供の頃から何回も聞かされているような話を、顔を赤らめながらしていた。
けど、昔とちょっと違うのは、60歳を迎えたって人もちらほらいて、老後とかセカンドライフの話が多かったこと。
いいなあ。僕も早く隠居したい。とか思ってしまう24歳。
僕は途中で寝てしまったが、夜遅くまでどんちゃんしていたらしい。
10/8(日)
4:00頃にもっそり起き出して瑞牆ボルダーに出発。
昨日の酒が残ってて頭がぬぼーっとしてる。
けれど、運転中に窓から入ってくる風は、ピリッと冷たくて、先々週の鳳来の気持ち悪さが嘘のよう。北杜市はいいところダ。
5:30頃に到着。まだ真っ暗。阿修羅についた頃にようやく空が白んできた。
五月頃にS藤と二人してボコボコにされた阿修羅。気のせいかクラックから汁が漏・・・気のせいじゃないな。
何回かトライするもてんでだめ。濡れてるの抜きにしても体が動いてない。
早めに切り上げてもう一つの宿題の日々の暮らしに移動するも、こちらも体が全く動かず撃沈。チーン。
8:00前には撤収。林道を歩いているとH狩さんに出くわす。山岳会の方とトラッドしに来たそうな。
うらやまし~~。次は俺も絶対トラッドしにきてヤルーーー。
10:00前に帰宅。
みんなのそのそと起き始めてた。
のでポツポツと帰るみんなを見送りながらもりも帰る準備。
16:00過ぎにS木さんが迎えにきてくれて帰阪。
二人は気持ちのいいクライミングができたみたい。
太陽の塔というマルチルートをお勧めされた。かなり楽しかったらしい。
ティックリストに追加。
20180922-24 鳳来 「蚊ん系」
9/22(金)
夜発で会社集合してラーメン食って鳳来へGO。
メンバーはT中さん、M本さん、僕。
寂しいなあ。去年の今頃はもっとワイワイメンバーで鳳来にいっていたのに。
まあモチベーションの伴わないクライミングは楽しくないし、無理にさせるものでもないので、かつてのメンバーがまたクライミングがしたくなった時に戻ってこれるよう、僕ははクライミングを続けていよう。そうしよう。
多賀で風呂に入って0時頃到着。
いつもの場所でテントは無しで寝袋に潜り込み就寝・・・
のはずが
蚊が。蚊がいやがる。頭の隅にその可能性を感じていたものの、9月末だしもういないやろと高を括っていた。
結局朝までウンウンうなされながら寝ることになった。
9/23(土)
全く寝た気のしない朝。身体中かゆい。ひどいもんだ。
それでも今日は待ちに待った鳳来。胸が高鳴る。
コンビニに寄って麓の駐車場に6:20頃到着。駐車場はまあまあ混雑、すぐにいっぱいになってしまった。
一時間のアプローチで鬼岩到着。久しぶりの登山しんどい。
そして入門でアップ。と思ったけどコンディション悪すぎる・・・。アップどころじゃない疲労感を感じながらアップ終了。
休憩中も湿度が高すぎて、暑くもないのに体がしっとりしてくる。
M本さんの持ってきっている湿度計は常に「Hi」の表示。日本・・・そういうところやで。
前シーズンからの宿題のジェットシューターはバッドコンディションもあって、てんで駄目。
他二人も似たり寄ったりな感じらしく、がっくり肩を落としての下山となった。
M本さんのやくたあもにゃあ
T中さんのアラバスター
ほんとにいいカメラで撮ってるのかってくらいありきたりな写真。超広角むずい。
とうえい温泉に浸かり、久々の雑な中華料理屋で晩飯。
そしてこの日の夜も、蚊に攻撃されながら、眠れぬ夜を過ごした。
9/24(日)
トータル何時間寝れたのだろう。全身かゆい。左手がアンパンマンみたいになっている。寝た気がしない。
昨日とだいたい同じ時間に駐車場に到着。
アプローチが昨日よりしんどい。寝不足のせいだと思われる。二人に置いていかれてとぼとぼと一人で鬼岩まで上がった。
コンディションは昨日と似たり寄ったりで、前シーズンの最高到達点に達することなくこの日も終了。
他の二人も一緒。「何がダメなんだ」「やっぱり体幹か」「コンディションのせい」「筋トレするかー」とかブツブツ言いながら、この日もガックシ下山。
ガックリ帰宅。
20180917 名張 第一岩壁「割れ目、ワレメ、われめ」
9/17(月)
三連休前半はひたすらポケモンGOをしていた。それ以外の時間はジム。
なんと無駄のない休みの過ごし方であることか。
俗世はなぜかポケモンGO空前の再ブーム。梅田まで伝説のポケモンを捕まえに行ったらサンダーに大量のポケモントレーナーが群がっていた。それを見たときはさすがに心に冷ややかな風が吹いた。
そして迎えた月曜日。T中さんに拾っていただき名張へ。小雨がぱらついている。
今日は、名張は名張でも初エリアの第一岩壁に行くことに。名張で一番雨に強いそうな。
駐車スペースでS木さんK林さんペアと合流。この二人・・・まあいいや。
アプローチはサンセットエリアより若干近い。けど名張といえばの渡渉は出てくる。そして渡渉といえば僕がお約束の如くひっくり返る。
今日も無事ひっくり返りザックにビナで付けておいたアプローチシューズがびしょ濡れになった。ごっつあんです。クソが。
着くなりエリア右側の「これなんですか」5.10aトライ。T中さんに先に登ってもらいトップロープで。
最後らへんのハング部分でテンション。そっからは何回もテンション入れてトップアウト。うーしんど。
これなんですかのアプローチルート(名前忘れた)を登るK林さん。これもわるかった。
そういえば超広角レンズデビューしましたさよなら冬ボ。狙ったものが中々撮れない。難しい。
そのあとはとうとう名物課題「直登」5.10aにTRトライ。
名張の第一岩壁といえば誰に聞いても出てくるこの名前。今日はこれを触りにきた。
T中さんに散々びびらされて挑んだTRトライ。まさかのノーテンでトップアウト。
みんなちょっと驚いてた。自分もびっくり。核心のワイド部分のチキンアームがすごい信用できた。
これなんですかより楽に感じた。
これはRPできるんちゃうか!?
ってことで二回目のトライに備えて牙を研いでいるとポツポツ雨が・・・
とか行ってる間に本降りに。逃げるように撤収。
くそー。直登ワンデイならず。すぐに登ってやるからな待ってろよー。
帰路の車中ではS木さんとK林さんの関係性についてT中さんと議論を重ねた。
20180826 武庫川ボルダー「身も心もとろけちゃう」
昨日の柏木に引き続きとても暑い。ファッ◯ンホット。だけど僕らは登るのだ。そこに岩がある限り。
今日はリードに付き合ってくれる人がいなくてジム練にしようかと思っていたが、S藤が釣れたのでそれならと始発電車で武庫川ボルダーに。
初めての武庫川ボルダー。駅からエリアまでは30分ほど廃線跡を歩く。暑い。
たまに現れる廃トンネルがひやっとして気持ちいい。
やっとこさエリアに着くが誰もいない。暑い。日陰になっているのでなんとか登れるが、日向に出た瞬間、映画ブレイドの、日差しに焼かれたヴァンパイアみたいな嗚咽が出る。
名物課題の大猿回し初段にトライ。岩ヌルヌルで持てたもんじゃない。岩が汗かいてる。
ヌメるカチを激保持して足ブラしたら左の上腕二頭筋がピキー。またかー。自分の筋肉のなさに泣きたくなる。
痛めてしまう筋肉としては特に上腕二頭筋は肩周りと並んでトップである。
始まって1時間ほどで戦線離脱。後はS藤のガンバ要員。ガンバしたりルーフの奥の方で涼んだり。
結局昼過ぎに暑さに耐えきれなくて退散。あーなんて日だあっ。
帰りの駅までの30分がまたしんどくて、気絶しそうになりながらもなんとか帰路に着いたのであった。